明治天皇御製和歌

明治天皇御製(御製)是指日本明治天皇創作的詩歌和散文作品,被認為具有深厚的靈性和智慧。在靈氣療法中,這些御製被用作靈性指導,激發學生對生活的反思和內省。明治天皇御製強調了道德、品德和內在修養的重要性,對於實踐靈氣療法並在日常生活中應用其原則至關重要。

明治天皇御製和歌


秋夜之月依然明,古人已逝心猶悲。

秋の夜の月は昔にかはらねど
世になき人の多くなりぬる(月)


清澈天空廣無邊,心事何處能相伴

あさみどり澄みわたりたる大空の
広きをおのが心ともがな(天)


炎熱夏日憩無恙,田野間水輕波悠。

暑しともいはれざりけりにえかへる
水田にたてるじづを思へば(をりにふれて)


忠誠業已曆歲月,難忘心中銘記留。

まごころをこめてならひし業のみは
としを経れどもわすれざりけり(をりにふれて)


雨滴石頭凹處沉,痛楚往事誰肯深。

雨だりに窪める石をみても知れ
かたき業とて思ひすてめや(をりにふれて)


天地間無怨恨意,返照人生曲折情。

天を恨み人をとがむることもあらじ
わかあやまちを思ひかへさば(をりにふれて)


人生百態皆如此,悲喜哀樂皆可知。

あやまたむこともこそあれ世の中は
あまりにものを思ひすぐさば(をりにふれて)


諫錯之交情難求,真心友誼永長留。

あやまちを諫めかはして親しむが
まことの友のこころなるらむ(友)


風雨吹襲人心動,如松紮根心永久。

あらし吹く世にも動くな人ごころ
いはほに根ざす松のごとくに(巌上松)

一〇
蒼茫海洋波瀾湧,人生波濤皆相似。

荒るるかと見ればなぎゆく海原の
波こそ人の世に似たりけれ(波)

一一
家富身雖不變,人職忽忽夢中行。

家富みてあかぬことなき身なりとも
人のつとめにおこたるなゆめ(をりにふれて)

一二
家風吹逐世風動,兄弟茂枝共扶持。

家の風ふきそはむ世もみゆるかな
つらなる枝も茂りあひつつ(兄弟)

一三
時人何事未憂心,心量豐富不敢論。

いかならむことある時もううつせみの
人の心よゆたかならなむ(心)

一四
求生藥不若保身,勿忘寶草時時存。

生く薬もとめむよりも常に身の
やしなひ草をつめよとぞおもふ(薬)

一五
世間易得難保持,人行所為意更該。

やすくしてなし得がたきは世の中の
人のひとたるおこなひにして(行)

一六
思時莫語宜自言,人心悲喜難盡情。

思ふこといふべき時にいひてこそ
人のこころもつらぬきにけれ(をりにふれて)

一七
池花喜樂見水中,即使落地亦浮明

池のおもにのぞめる花のうれしきは
ちりても水に浮かぶなりけり(水上落花)

一八
池月送蘆葉月前,螢舞闌珊幽谷間。

いけのおもは月にゆづりて蘆の葉
のしげみがくれにゆく蛍かな(月前蛍)

一九
玉無瑕時光褪,塵埃中光不再。

いささかのきずなき玉もともすれば
ちりに光を失ひにけり(玉)

二〇
速進莫怠儆自警,學道勿忘編笠生。

いちはやく進まむよりも怠るな
まなびの道にたてるわらはべ(をりにふれて)

二一
逐時孝道忘不得,父母指引心猶懷。

いとまなき世にたつともたらちねの
親につかふる道な忘れそ(孝)

二二
思憶曩昔猶採選,藥草人心皆療癒。

いぶせしと思ふなかにもえらびなば
薬とならむ草もあるべし(草)

二三
今日怠學應勿耽,寬容德行證生涯。

今はとて學のみちにおこたるな
ゆるしの文をえたるわらはべ(卒業生)

二四
同種花多姿色,播種栽培皆撫子。

色々に咲きかはりけりおなじ種
まきて育てし撫子の花(撫子)

二五
岩石不逼水不鳴,滔滔瀑布聲難聞。

岩がねにせかれざりせば滝つ瀬の
水のひびきも世にはきこえじ(滝)

二六
水為器雖金屬鐵,流之力量強不減。

器にはしたがひながらいはがねも
とほすは水のちからなりけれ(水)

二七
思者孤立似荒草,根深枯死草不存

うとましと思ふむぐらはひろごりて
植ゑてし草の根はたえにけり(草)

二八
老者扶持人相隨,相逢迎我老翁忙。

うまごにやたすけられつついでつらむ
われを迎へてたてる老人(翁)

二九
望積木下心隨想,隱忍人中有何憶。

うもれ木をみるにつけても思ふかな
しづめるままの人もありやと(埋木)

三〇
火堆邊迎來勸人雪,老者再現笑顏生。

埋火のもとにいざなへふる雪の
はれまもまたできたる老人(雪中人來)

三一
字跡雖潦不難讀,清晰易解識文辭。

うるはしくかきもかゝずも文字はただ
読みやすくこそあらまほしけれ(書)

三二
思念未老坡間行,感慨無邊親心傷。

老の阪こえぬる子をもをさなしと
思ふや親のこゝろなるらむ(親)

三三
問答童心見真情,遊戲中兒學習良。

同じこと問ひかへしつつをさな子が
あそぶうちにやもの學ぶらむ(子)

三四
飛鳥任意心所往,棲身之處難忘懷。

大空を心のままにとぶ鳥も
やどるねぐらは忘れざるらむ(鳥)

三五
幼童書寫軌跡明,學習之舉意義大。

幼児がもの書く跡をみても知れ
習へばならふしるしある世を(手習)

三六
庭中撫子花初綻,露水浸潤花姿翩。

をしへある庭にさきたる撫子の
花は露にもみだりざりけり(撫子)

三七
鬼神雖存實人心,真誠如此世間珍。

鬼神もなかするものは世の中の
人のこゝろのまことなりけり(誠)

三八
盡職盡責後庇蔭,花影下顯輝煌魅。

おのがじしつとめを終へし後にこそ
花のかげにはたつべかりけれ(をりにふれて)

三九
身處世間唯述懐,彼此言語心相待。

おのが身はかへりみずしてともすれば
人のうへのみいふ世なりけり(述懐)

四〇
崇山峻嶺仰登臨,上下求索路通行。

おほぞらにそびえて見ゆるたかねにも
登ればのほる道はありけり(峯)

四一
思慮深遠後定決,人生經驗傳非易。

おもふこと思ひ定めて後にこそ
人にはかくといふべかりけれ(をりにふれて)

四二
心隨所欲逍遙遊,然身勿忘謹慎求。

おもふこと思ふがままになれりとも
身を慎まむことな忘れそ(をりにふれて)

四三
思之及之不可勝,節制心緒自然留。

及ばざる事な思ひそうつせみの
みはほどほどのありけるものを(をりにふれて)

四四
枝柔枝脆雪覆蓋,松草寒中映美景。

おりたちてとくうちはらへ枝よわき
小松のうへに雪のつもれる(雪中松)

四五
世事滄桑見人心,時時考驗真我力。

世の中の事ある時にあひてこそ
ひとの力はあらはれにけれ(人)

四六
炎炎夏日扇風轉,人心紛擾猶難靜。

かざぐるまいざかけさせよ日ざかりの
暑さいとはず人のまゐくる(扇風器)

四七
無意揚塵心自明,俗世艱辛人心生

かざらむと思はざりせばなかなかに
うるはしからむ人のこゝろは(心)

四八
心若堅固無所畏,世事難料意已違。

かたしとて思ひたゆまばなにことも
なることあらじ人の世の中(述懐)

四九
一時煩惱勿心動,家柱支撐身巋然。

かりそめの事に心をうごかすな
家の柱とたてらるる身は(柱)

五〇
短暫言辭亦能根深,促成世間永恆之根源。

かりそめの言の葉草もともすれば
ものの根ざしとなる世なりけり(寄草述懐)

五一
江舟下行世安逸,棹心應守勿疏忽。

川舟のくだるはやすき世なりとて
棹に心をゆるさざらなむ(寄草述懐)

五二
無瑕玉稀世珍貴,儘受讚美亦有餘。

きずなきはすくなかりけり世の中に
もてはやさるる玉といへども(寄草述懐)

五三
播種旅途心懷感,人民生活深思疑。

草まくら旅にいでては思ふかな
民のなりはひさまたげむかと(旅中情)

五四
憐愛撫子花嬌媚,庭中草木莫輕視。

いつくしとめづるあまりに撫子の
庭のをしへをおろそかにすな(をりにふれて)

五五
屢行道路遙遠去,未覺途中路甚遠。

あまたたび通ひなるれば遙かなる
道も遠しと思はざりけり(道)

五六
故事自然心自慰,老人忠告言無欺。

くりかへす昔がたりにおのづから
いさめことばのまじる老人(老人)

五七
暮色漸深懷感慨,無所事事一日逝。

暮れぬべくなりていよいよ惜しむかな
なすことなくて過ぎし一日を(夕)

五八
念子焚野鼠夜靜,夢境安然不受驚。

子を思ふ焼野のきじははるの夜の
ゆめもやすくは結ばさるらむ(親心)

五九
賢人勸言心藥草,病無身體獲安寧。

こころある人のいさめの言の葉は
病なき身の薬なりけり(薬)

六〇
今年世間人同我,心靈分明言道愚。

ことしげき世にふる人もわがこのむ
道にわけいるひまはありけり(をりにふれて)

六一
繁忙世界似夏草,掃去痕跡又茂盛。

事繁き世にも似たるか夏草は
払ふあとよりおひ茂りつつ(夏草)

六二
心動搖不如無憂,勝於有敵危虛無。

ことなしとゆるぶ心はなかなかに
仇あるよりもあやふかりけり(心)

六三
山田湖畔小徑幽,相傳凝聚通向前。

小山田の湖畔のほそ道細けれど
ゆづりあひてぞしづは通へる(細徑)

六四
庭中蟲鳴寂寥時,勝過無夜更寂寥。

かれがれになりぬる庭の蟲のねは
なかぬ夜よりもさびしかりけり(敘景)

六五
清晨朝陽爽人心,欲得如此翩翩意。

さしのぼる朝日のごとくさわやかに

もたまほしきは心なりけり(日)六六
梅雨時節蓑屋上,思緒縈回徒增憾。

梅雨( さみだれ) にたたみの上もしめれるを
たむろのうちぞ思ひやらるる(梅雨)

六七
夜半狂風喚醒夢,默然思念寒夜愁。

さゆる夜の嵐のおとに夢さめて
しづがふせやを思ひやるかな(寒夜述懐)

六八
明玉無光亦悠然,忘卻未磨光泯然。

しら玉を光なしともおもふかな
磨きたらざることを忘れて(玉)

六九
前行後退時時有,時光匆匆各有情。

進むありおくるるもあり時はかる
うつはの針もまちまちにして(時計)

七〇
前行雖快路險阻,謹慎選擇莫入迷。

すすむにはよし早くともあやうしと
思ふ道には入らずもあらなむ(道)

七一
審時度勢當先行,莫陷危險路途中。

すすむべき時をはかりて進まずば
危き道にいりもこそすれ(をりにふれて)

七二
心中不忘岸邊沙,時時思念亦可嗟。

すなほなるをさな心をいつとなく
忘れはつるが惜しくもあるかな(心)

七三
沙岸纖竹挺且青,茂林之中氣象生。

すなほにもおほしたてなむいづれにも
かたぶきやすき庭のわか竹(子)

七四
高松青翠比雲翔,山櫻如雲掛峰頭。

たかからぬ松のこのまにさきながら
雲かとみゆる山桜かな(花以雲)

七五
霜冷楓葉披樹梢,映日生輝更妖嬈。

霜の上にちりしもみじは梢にて
見し折よりもうるはしきかな(落葉)

七六
孝敬父母真始端,行孝之心如春寒。

たらちねの親につかへてまめなるが
人のまことの始なりけり(孝)

七七
父母之心皆知曉,歲月滄桑意重重。

たらちねの親の心は誰もみな
年ふるまゝにおもい知るらむ(親心)

七八
教導子孫庭規訓,立身行事志如醇。

たらちねのにはの教はせばけれど
ひろき世にたつもとゐとぞなる(庭訓)

七九
怨恨易散如春花,山櫻繁花滿目中。

散りやすきうらみはいはじいく春も
かわらでにほへ山ざくら花(対花言志)

八〇
心存善念塵自去,塵埃消散自成空。

つもりなば払ふ方たくなりぬべし
塵ばかりなる事とおもへど(塵)

八一
手習練成心深愛,悠然思慮意依依。

手ならひをものうきことに思ひつる
をさな心を今くゆるかな(手習)

八二
心靈縱短語途遠,智者閱讀貴精微。

みじかくてことの心のとほりたる
人のふみこそ讀みよかりけれ(文)

八三
路遙人行處處同,惟慮危難事勿忘。

遠くとも人の行くべき道ゆかば
危き事はあらじとぞ思ふ(道)

八四
歲月如箭速逝去,凡事皆宜即行動。

歳月は射る矢のごとし物はみな
すみやかにこそなすべかりけれ(をりにふれて)

八五
手握舟橈心遐想,航向蘆間構小舟。

とる棹にこころ長くもこぎよせむ
蘆間の小舟さはりありとも(蘆間舟)

八六
半途休憩無處安,學習之路艱難多。

なかばにてやすらふことのなくもがな
學の道のわけがたしとて(道)

八七
無所為事終長存,光輝歷久值得尋。

なすことのなくて終らば世に長き
よはひをたもつかひやなからむ(をりにふれて)

八八
心中所想不可悖,回顧為他利身為

なにごとも思ふがまゝにならざるが
かへりて人の身の為にこそ(人)

八九
波濤平靜日亦然,舟人慎勿心放寬。

波風のしづかなる日もふなびとは
かぢにこゝろを許さざらなむ(心)

九〇
隨行者應知多遠,堅持正途往前行。

ならび行く人にはよしやおくるとも
ただしき道をふみなたがへそ(道)

九一
花若不摘心不舒,雨露滿盈風姿蕪。

払はずば思はぬかたにかたぶかむ
つゆおきあまるなでしこの花(をりにふれて)

九二
人生選擇各有殊,寶玉紛紛亦有瑕。

人みなのえらびしうへにえらびたる
玉にもきずのある世なりけり(玉)

九三
獨立身如幼稚兒,親心猶在思念間。

ひとりたつ身となりし子を幼なしと
おもふや親のこゝろなるらむ(親心)

九四
獨自成人不忘恩,親恩深厚不可輕。

ひとりたつ身になりぬともおほしたてし
親の恵をわすれざらなむ(親)

九五
開不開花皆有光,金花綻放山岡旁。

ひらかずばいかで光のあらはれむ
こがね花さく山はありとも(鉱山)

九六
踏上開放之大道,前路坎坷心要堅。

開けゆく道にいでてもこゝろせよ
つまづく事のある世なりけり(をりにふれて)

九七
世間立足多不易,謙卑心應存其間。

ひろき世にたつべき人は數ならぬ
ことに心をくだかざらなむ(述懐)

九八
世界寬廣人心窄,相處之際須知識。

ひろき世にまじりながらともすれば
狹くなりゆくひとごころかな(心)

九九
人生道路各有端,老者智慧常需守。

ほどほどにたつべき道もあるものを
老いにけりとて身をばかこちそ(老人)

一〇〇
松樹枝頭光華在,家中主人常自在。

槇ばしらたち栄ゆるもうごきなき
家のあるじのあればなりけり(家主)

一〇一
盛會歸正義國,百官盡力奔前程。

まつりごとただしき國といはれなむ
百のつかさよちから盡して(述懐)

一〇二
學成導路掌舵師,恩師之德我所饒。

學びえて道のはかせとなる人も
をしへのおやの恵わするな(師)

一〇三
眾人目前聞所載,無跡事物莫辨真。

みな人の見るにいぶみに世の中の
あとなしごとはかかずもあらなむ(新聞紙)

一〇四
清澈源頭變濁江,澄清之水淌難藏。

みなもとは清くすめるを濁江に
おちいる水のをしくもあるかな(水)

一〇五
負重如牛拉重車,急馳不使跌腳栽。

身にあまる重荷車をひきながら
いそがぬ牛はつまづかずして(牛)

一〇六
無形之神眾人向,人心真實意意長。

目に見えぬ神にむかひてはぢざるは
人の心のまことなりけり(神祇)

一〇七
進不前自懷思,虛度光陰自貽愧。

ものごとに進まずとのみ思ふかな
身のおこたりはかへりみずして(をりにふれて)

一〇八
同舟共濟友相扶,友情力量常堅固。

もろともにたすけかはしてむつびあふ
友ぞ世にたつ力なるべき(友)

一〇九
不管年邁仍添勞,千年松樹庭間老。

やしないてなほも齢をたもたせむ
庭に千代ふる松のひともと(老松)

一一〇
山田農夫心不寧,播種收割皆苦辛。

山田もるしづが心はやすからじ
種おろすより刈りあぐるまで(農夫)

一一一
積雪風嵐皆可遇,松木蔽映眾生目。

ゆきにたへ嵐にたへし後にこそ
松のくらゐも高く見えけれ(松)

一一二
捨善取美遠他方,成邦為君所宜耶。

よきをとりあしきをすてて外國に
おとらぬ國となすよしもがな(國)

一一三
世上皆知應如此,謙虛待人身要持。

世に広くしらるるままに人みなの
つつしむべきはおのが身にして(をりにふれて)

一一四
世情何如須審慎,離家偶然看蝸牛。

世のさまはいかがあらむとかたつぶり
をりをり家をいでて見るらむ(蝸牛)

一一五
世間安危無憂慮,正路踏足莫迷航。

世の中に危きことはなかるべし
正しき道をふみたがへずば(道)

一一六
孤身一人悔晚矣,勤奮勞作寶非盈。

世の中にひとりたつまでをさめえし
業こそ人のたからなりけり(寶)

一一七
風靡世人心震撼,窗前草木學生成。

世の中の風にこころをさわがす
なまなびの窓にこもるわらはべ(學生)

一一八
人間處世須謙卑,進步時刻莫拖泥。

世の中の人におくれをとりぬべし
すすまむときに進まざりせば(をりにふれて)

一一九
擔負社會司大權,品行端正為人模。

世の中の人の司となる人の
身のおこなひよただしからなむ(行)

一二〇
人生勞碌難自料,行為非端應遠避

世の人ををしふる事もかたからむ
身のおこなひの正しからずば(行)

一二一
思惟世事似汪洋,波風湧動難安詳。

よもの海みなはらからと思ふ世に
など波風のたちさわぐらむ(正述心緒)

一二二
夜波拍岸懷抱臥,花開當時心悠哉。

よる波に打あげられて臥しながら
花咲じきにてりかはらなでしこ(をりにふれて)

一二三
世道莫忘任務重,心中亦有娛樂遊。

世わたりの道のつとめに怠るな
心にかなふあそびありとも(遊戯)

一二四
我心我意真迷惘,不自覺中迷失方。

わが心われとをりをりかへりみよ
知らず知らず迷ふことあり(をりにふれて)

一二五
我亦深瞭無雲日,觀人心境如明鏡。

われもまたさらにみがかむ曇なき
人の心をかがみにはして(鏡)

 

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